裁判員裁判とは〜上訴で覆された…

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  以下の2例は、裁判員裁判に係る地方裁判所の判決が東京高等裁判所へ上訴
  された結果、地裁判断が覆された案件〜


  1例は、東京都の飲食店店長が平成21年に殺害され、A被告が強盗殺人罪
  などで起訴され、被告は東京地裁の裁判員裁判で黙秘を貫き、弁護側も無罪
  を主張した。この事件に関して東京地裁は平成23年に死刑判決を下した。

  次は、平成21年に千葉の学生宅から出火、焼け跡から胸に刺し傷を負った
  同学生の遺体が見つかった事件。別の強盗事件で逮捕されていたB被告が強
  盗殺人罪などで起訴され、裁判員裁判の千葉地裁は平成23年に死刑の判決。

  この2つの事案に対して、
上級審である東京高等裁判所は、平成25年にそ
  れぞれ
地裁判決を破棄し、無期懲役とした。
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  ことの詳細は別として、先日最高裁判所で第1審判決を覆す判断が下された〜
  
裁判員裁判とは一体何なのか、改めて問い直してみたい…

  最高裁が裁判員裁判の判断を覆した事案の概要は以下のとおり。

  長野市の一家3人殺害事件で強盗殺人などの罪に問われ、
1審長野地裁の裁
  判員裁判の死刑判決が控訴審(高裁)で破棄され無期懲役となったC被告に
  ついて、最高裁は被告の上告を棄却する決定をした


  死刑を破棄し無期懲役とした2審判決が確定する。つまり裁判員裁判の地裁
  判決は効力を失うことに。決定は裁判官5人全員が一致した意見とのこと。

  最高裁が支持した高裁の死刑判決の破棄理由は、1人殺害で計画性がない場
  合は死刑とされない先例の傾向で、この傾向と異なる判断をした1審は、説
  得力のある理由を示していないと指摘した(複数犯の事例)。

  このようにアッサリと書くと訴訟の専門家に怒られそうであるが、私が言い
  たいのは、
職業裁判官というエライ方々は裁判員の判断など眼中にもない?

  と言うのも、裁判員は第1審にしか置かれていないし、そもそも裁判員とい
  うのは、職業裁判官だけで判断・決定したものではないことを公に示すため
  の、いわば隠れ蓑的なポーズに過ぎない
とさえ私には思えてならない。

  死刑判決に関しては
○○基準という裁判のルールがあり、一人殺害ではなか
  なか死刑にはできないと言われており、
それに対する批判も強い

  最高裁の集積された判例は、
判例法とも言われ、裁判の現場では法律以上の
  拘束力を持っており、過去の判例に従わぬ裁判官は出世できないとも…


  何が言いたいのか、つまり裁判員が参加する殺人事件等の裁判は当初から結
  果ありき? 〜 というのも最高裁で判例が変更されることはごく稀…?

  裁判員制度施行直後に比して、最近は辞退する人が急増しているという報道
  もあり、無理・我慢してやむなく出した結論が上級審で破棄される〜

  
裁判員の判断が尊重されないならば、ますます裁判員を拒否する人が増える
  ことが予想され、制度そのものを白紙撤回して再考して然るべき時がきた!
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