自動車運転死傷処罰法?で逮捕…

法 律 全 般 comments(0) - 行政書士なら板宿の松っちゃん

  タイトルの「自動車運転死傷処罰法」という法律を耳にしたことがありま
  すか? 自動車運転に関する法律が頻繁に改正されるため分かり難い〜

  
登校中の小学生の列に自動車が突っ込み…という事件は後を絶たす、本日
  も加害者の運転手が自動車運転死傷処罰法違反で現行犯逮捕された。

  私は刑法の専門家ではないのですが、昔とった何とかやらで、また街の法
  律家として、法律を易しく紹介させていただくことにお許しのほどを…

  私が法律を学んだ学生時代は、車で人を轢いたとなれば、まず
刑法の業務
  上過失致死傷罪
が適用になり、「何で業務上やねん」という拙い議論も…

  時代の変化により、悪質ドライバーが急増したためか、
危険運転致死傷罪
  が刑法に追加された等の改正を踏まえ、
1年前に標記法律が施行された〜
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  一昔前は、自動車による人身事故といえば業務上過失致死傷罪のことで、
  業務というのは営業よりも広い概念で、車運転そのものが業務とされる。

  刑法を勉強していると、日本の過失犯の刑罰が軽過ぎるのではないかと感
  じることがあり、いかにも日本人気質を反映しているような感慨が〜

  ただ自動車運転については、その危険性ゆえに、業務上と言う枠をはめる
  ことにより、過失犯に対する刑の加重を図ったものであろう。 

  また、危険運転致死傷罪が刑法に新設されたのは平成13年末のことで、こ
  れに併せて、業務上過失致死傷罪に自動車運転の項・文言が明記された。

  では、
なぜ新法=自動車運転死傷処罰法が制定されたのか(この法律によ
  り危険運転致死傷罪と自動車運転過失致死傷罪が刑法から削除された)?


  報道によれば、飲酒運転等の悪質・危険な運転行為による死傷事故を起こ
  しても
危険運転致死傷罪の適用が見送られるケースがあり、自動車運転に

  よる死傷事故の実態に即した法整備が求めていた 〜  との説明がなされて
  いるが、これは法律を整備するための真摯な説明とは到底思えない〜

  刑法の規定を改正すればよいのであって、
危険運転致死罪が適用されない
  のは当局側の問題
では? 新法を作れば適用されるというのは詭弁…?

  それはともかく、
新法では、一方通行路や高速道路の逆走、歩行者天国の
  暴走運転など、最近話題の事故についても刑が追加されていたり、

  飲酒、薬物のみならず、糖尿病による低血糖症、強度の睡眠障害による危
  険運転等、病気を原因とする事故等についても多岐に網羅されている


  法の趣旨は納得できるとしても、
従来のように法適用がなされなければ何
  もならない
し、被害者や遺族の声を受けた厳罰化規定が日の目を見ない…

  最後に1つだけ 〜 
最高刑が懲役20年というのは絶対に軽すぎる! 飲酒
  ・薬物等自ら招いた事故については殺人と同視できることは明らか!!   
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