1票の格差と選挙区割りと民主主義…

法 律 全 般 comments(0) - 行政書士なら板宿の松っちゃん

  朝から頭痛がして体調が悪かったが、事務所に届いた「水琴の音CDブッ
  ク」を早速流してみると身体が少し楽に 〜  癒しの音楽も効果ありそう…

  さて今日のテーマは、参院選の1票の格差是正に向けて
合区を導入する改
  正公職選挙法が本日午後の衆院本会議で可決、成立した
こと〜
 
  ブログカテゴリーとしては法律全般とはしているものの、法律論もさるこ
  とながら、一人の国民として選挙のあり方を再度考えてみたい。

  選挙制度を考えるに当たっては様々な考え方があり、よく最高裁が持ち出
  す
違憲状態≒法の下の平等違反という単純図式だけでは本質が見えない

  また民主主義の本質が何かと問われれば、多数決原理を基本としつつも、
  
少数者側の人権をも如何に守るかということも忘れてはならない。
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  改正法は、「鳥取・島根」「徳島・高知」を合区した上で、兵庫県等の定
  数を2増し、宮城県等を2減し、選挙区定数を全体で「10増10減」する〜

  採決では自民、維新、次世代各党が賛成し、民主、共産両党などが反対。
  与党の公明党も反対に回ったが、
各党の党利党略が醜く見え隠れ…

  自民党の合区対象県の選出議員でも、賛成・反対が分かれ、あの地方創生
  担当大臣が欠席したほか、退席議員も出るほどの国民軽視の強硬採決?

  1票の格差については、私が学生の頃から数十年間、弁護士団体等から憲
  法違反の訴えが提起され、そのつど最高裁の判断が下されてきた〜

  もういい加減にしてくれと言いたくなる長丁場 〜 
最大格差は一体何倍な
  らば許されるのか? 果たして裁判所がその判断を正当に行えるのか?


  今年1月現在の人口調査では改正案格差が3倍を超えているので問題だと
  されるが、何で3倍が基準となるのか、それが裁判所の見解なら尚更〜

  真に法の下の平等と言うなら、1〜2割の格差くらいまでしか認められな
  いのが常識では? それを踏まえ、
形式的な数字合わせは如何なものか…

  各政党の思惑が入り乱れ、特に合区対象選挙区議員の不満が続出する中、
  単なる数字合わせの選挙区割りは酷すぎる、ますます国民不在に…!

  人口比率だけが平等の条件ではない、と言えば「お前は何も分かってない
  よ」、仮にも法律を扱う人間としては言動を控えろと叱られそうだが、

  地方自治の根幹として都道府県が存在し、片や地方創生を旗印に掲げるの
  であれば、選挙区の合区ほど地方を軽視・無視した制度はない…?

  
国会議員は全国民の代表であって地域代表ではない、とするのは憲法上の
  建前であって、地方の声が中央に届かないのは民主主義ではない!


  その意味で今回の10増10減には幻滅したし、参院そのものの在り方を何ら
  再検討しようとしないこと自体がまず問題である。

  参院不要論も叫ばれる中、良識の府として存在価値があるのなら、最高裁
  をも頷かせるほどの改革断行も 〜 
国会は立法府、最高機関なのだ!
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